黄砂の飛来〜珍しい秋の黄砂

黄砂の飛来 11月11日画像
2002年11月11日


去る2002年10月から12月にかけて、全国規模で黄砂が観測されました。秋の黄砂は珍しい現象で、1982年以来、20年ぶりのことでした。こちらのMODIS画像は、その時の黄砂の様子を 本学で受信したものです 。

黄砂の飛来タイトル画像


黄砂は、大陸で発生した低気圧によって砂が巻き上げられ、上空の風に乗って、日本などの東アジアや、遠くは遥かアメリカ西海岸にまで飛来する現象です。春の使者とも呼ばれる黄砂は、その名のとおり通常春先に観測されます。

では、なぜ、この季節に黄砂がやってきたのでしょうか? ひとつは、この時期、例年に比べて砂漠地域の降水量が大変少なく、空気が乾燥していたため、砂が巻き上げられやすかったからと思われます。ゴビ砂漠に近いモンゴル付近の2002年7月から9月にかけて3ヶ月間の総降水量は50ミリ以下で、これは平年の75%です。また、10月と11月の降水量は共に1ミリで、7月からの雨量がかなり少なく、砂が舞いやすい条件であったと考えられます。

ふたつめには、砂を巻き上げる役目の低気圧が大陸で発達したことが挙げられます。この時期、低気圧はモンゴル付近であまり発達しないのですが、強い寒気が流れ込んできたため、この時期としては珍しいほど発達し、より多くの砂を巻き上げたと考えられます。

 (参考/2002年11月12日放送 NHK仙台『お天気ミニ知識』)
 

黄砂の飛来 11月12日画像
2002年11月12日


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